2008年06月03日
近年の民宿
さて、ここ最近で民宿はどのように変化していったのでしょうか。
家族単位で経営を行うことができるため、兼業でなく旅館業が専業であっても民宿を名乗るケースが多い。
旅館、ペンションとの区別では一般的に、客室等の設備が主に和式で中規模・大規模の施設が旅館とされ、小規模で客室が洋室など主に洋式の設備を備えるものがペンションとされる。民宿で供される食事は多くの場合、米飯による朝食など和食主体だが、ペンションではパンによる朝食など西洋料理主体である。しかし、旅館、ペンションなどとの区分は曖昧になっており、実質上殆ど同じ施設・運営形態で家族単位での経営であっても、「民宿」を称する場合、「旅館」を称する場合、「ペンション」を称する場合のいずれもある。
兼業の場合は先述の通り、農家や漁師などが運営する施設が多く、食事で供する料理に用いる野菜や山菜、魚などの食材は農業・漁業等で調達している場合が多く、それをセールスポイントとしている。この場合、市場などの流通機構を通さずに食材を直接調達でき、低コストとなる上に、新鮮な食材による料理を宿泊客に供することもでき、事業者と宿泊客双方の利益に適っているためである。 これらの食事を提供するために板前やシェフがいる業者も多い。又、海水浴場や釣り場近くの業者では、客の持ち込み素材(魚介類等)をその場で調理してくれるところもある。 専業の場合は、独自の流通経路などを持ち、比較的低価格で高品質の食材を用いた食事をセールスポイントにしている事業者も見受けられる。
建替えによる規模の拡大
旧来の民宿は農家、漁業者などの自宅を改造した物が大半であったが、以前からの建物を改築しなおす際に、より大規模な旅館同様の施設に建て替えることも多々ある。しかし施設の水準は、旅館とほぼ同様で旧来より高水準となるほか、ソフト面でのサービスでは、家庭的で素朴な接客が以前同様に行なえるため、旧来から馴染んできた固定客のイメージを損なわないために「民宿」を名乗っているところも多い。このため、近年では修学旅行など大人数が宿泊でき旅館業法上も旅館営業となるなど、実質上旅館と全く同じ形態に変わりながらも、名称に「民宿」を用い続ける施設も増えている。
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